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子供の英会話: 私の思うところ

 我が家の息子は93年生まれの満6才。私は決して教育ママではなく、小学生時代は外でドロンコになって遊んでいてほしいと思っているクチだ。でも英語だけは別。英語教育に関しては相当な教育ママだ。しかし周囲を見ても”英語くらい”話せる人はごっそりいるし、私がこの仕事を始めた20年前とは違い、英語ができるというだけで何かの商売が成り立つという社会でもなくなってきた。また、インターネットの普及により、英語の読解力がないと楽しく面白くネットサーフもできない時代に来ている。英語ができないと、とにかく何かと不便だ。15-20年後の社会は、英語が出来て初めて社会人としてのスタートラインに 立てるという感じになることだろう。私自身が苦労して英語を覚えてきただけに(&息子の父親は未だに英語で苦しんでいるだけに)、英語だけは小さな頃から慣れ親しんでおかせたいと切に願っている。

 誤解されては困るのだが、日本人であり日本社会で生きていく限り、日本語が何と言っても一番重要であることは変わらないし、それをおろそかにする気は毛頭ない。日本語がまともに出来ないのであれば、英語なんかやる前に、しっかりと日本語を身につけるべきだ。しかし日本に住み日本の学校へ行っていれば、日本語の読み書きができないという事態はあまり考えにくい。

 日本語に露出する機会はあっても、英語に関しては親が環境を作ってやるしかない。さて、どこで英語を習わせればいいのやら・・・・。

 我が家には我が家の特殊事情があり、それに合った教室を探しているので、私の感想が他の家庭に当てはまるとは限らない。私はある程度きっちり&みっちりと正しい英語を正しい発音で、読み書きも含めて教えてくれるところを理想としている。遊びの中で楽しく英語に慣れ親しむというレベルから、もう少し”学ぶ”要素がほしいのだ。また、家庭内では日本人英語を聞く機会はあるため、お金を出すのなら息子には外人教師についてもらいたい。

 そんなわけで幼児英語教室をさまよった私の感想が以下の通り。児童の英語教育の専門家でも何でもないので、私の意見を丸飲み、鵜呑みしてはいただきたくはないが、ある程度参考になればと思う。それから、以下はあくまでも私が見た特定の教室でのことなので、全国展開している教室のすべてがそうであるわけではないと思う。ちなみに、私が行った大半の教室は横浜駅周辺にある。


 見学した教室の感想 

ヤマハ英語教室(98年6月母親のみ見学):
 
正式な名称は忘れた。見学した教室の講師がたまたま悪かったのだろうか。英語が話せる先生ではなく、私の印象では短大の英文科、または専門学校出身というところ。自分自身に英語という言葉の感覚がないため、教えているといっても、単にマニュアル通りにやっているだけで、あれで生徒に何が身につくかが疑問。受験英語の前振りとしてならいいのかもしれないが、実用英語を期待するなら、子供を行かせない方がいい。マニュアルがせめてもの助け 。
  この講師が英会話学校へ行ったなら、せいぜい初級の上くらいの生徒にしかなれない。英語っぽいと思いこんでいるのか、発音も表現方法もとても悪いクセがあり(「Yes」と言わず、「Yep!」と言う)、こんな人物を教師にしているとは驚き。本部のレベルの低さが露見する。ヤマハは音楽教室のみにしておきましょう。

学研GEM(99年2月母親のみ見学):
 
外人教師と日本人アシスタントのコンビで教えている。システムとしては悪くない。日本人アシスタントの質も悪くなく、しっかり英語が話せる日本人だった。マニュアルやテキストもあるし、外人もいるしで、環境的には悪くないが、やはりテキストに従って教えていくのでちょっとつまらなそう。それは教師の熱意にも関係あるように見受けられた。
 
私が見た外人教師は積極的に子供に働きかける(しゃべりかける)こともなく、ちょっとがっかり。また、質のいい日本人アシスタントがいたことにより、外人教師が甘やかされるのかとも思う。いい教師と出会えれば、万々歳ではあろう。

ECCジュニア(99年2月電話連絡したのみ):
 
正式名称を忘れた。ECCの本部が主催する講習を受けたか何かで、自宅で英語教室が開けるという仕組みらしい。ホームティーチャーというやつか。自宅に近くて場所はすごくよかったんだけど・・・。
  私の近所にいた講師はヤマハと同レベルのようだった。とにかく、英語が実際に機能する言語として操れない教師から教わることは絶対に避けたい。「失礼ですが、英語をお話になるのですよね?」と私は2-3度日本語で尋ね、「はい、話せます」という答えを聞いて、英語で話しかけた。話せるというからには、きっと海外で学んだ経験があるだろうと考えたからだ。帰国子女で、家庭で英語の先生をやっているという場合もあり得る。
  「Did you study abroad?」と尋ねると、「ユー・ワントゥー・カム・トゥー・マイ・ハウス?You want to come to my house?」と言ってきた。おいおい、私は「留学経験がありますか?」と聞いたのだ。その答えが「家に来ますか?」なの???私の質問を理解したなら、イエス・ノーの答えくらいあっていいはずだ。
 というわけで、結局は私が求めているレベルでの英会話力がないことが判明。このような教師のレベルでもいいとお考えの親もいるとは思うが、少なくとも私は感心しない。感覚的なところで物事/音声をとらえる子供だからこそ、実際に話せる人に教えてもらう必要があると思う。


ブリタニカ・アメリカン・ビレッジ(現イングリッシュ・ビレッジ)(99年2月トライアル):
 
息子はここに通わせることにした(後日談:夏休みの2ヶ月間日本を離れたこともあり、3ヶ月間通うのみに終わった)。システムに長所と短所はあるが、保育園の帰りに寄れるから土日をつぶす必要がないし、バラエティに富んだ講師がいるところが気に入った。トライアルの講師は非常によかった。働く母親としては、予約制で好きな曜日の好きな時間に行けるのも魅力だ。子供は嬉々として通っている。外から教室の中の様子を聞いていても楽しそう。教師のクオリティも熱意も申し分ない。子供の扱い方もうまい。基本的には少人数制だが、時々1クラスが7人ほどになることも。少人数とは言いながら、7人は多すぎないか。また、ワン・レッスン約4千円強は高い!(99年10月に実質的な値下げをしているが、数百円しか違わない)
  オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリスと各国の先生を取りそろえ、男女、白人黒人と、本当にさまざまだ。毎回同じ先生と生徒がやってくるとは限らないが、それも悪くないだろう。カリキュラムに沿っているとはいえ、他の教室で見たようにテキストに終始縛られる様子はない。先生は少なくともカタコトの日本語が出来るし、クラスの中でも場合によっては使っている。
  1クラス2-3人でワン・レッスン3500-4000円ならいいが、7人でその授業料では高すぎる。


MLS
(Model Language Studio)(99年3月トライアル)
 
英語教室としては可もなし不可もなしというところ。子供の個性によっては合うのかもしれないが、私が求めている教室像ではない。いわゆるロール・プレイングを大げさにして、ドラマ”劇”と呼んでいるにすぎないし、どの英会話学校でも大なり小なりロール・プレイングはやっている。身体を動かしながら、遊びの要素をふんだんに取り入れているので、小さい子は面白く参加できるかもしれない。しかし1クラスの人数が10人以上と多く、必然的に内容が希薄になりがち。自分が話す番が来るまでに飽きてしまう。
 
全身を使い自分を表現するという意味においては、この教室は悪くないだろう。先生は英語がしゃべれる日本人だったが、微妙なところで発音に問題あり。補佐は外人(補佐役からは熱意が感じられなかったなぁ)。学研GEMと同様で、他の誰かがイニシアチブを取っているから、補佐役だと子供達への積極的な働きかけができないのか??
 また、理由を明確にしてお断りしたにもかかわらず、その後も数回「本部」からの勧誘電話があり、内部連絡が悪いのか、単に強引なのかわからない。


ベルリッツ(99年10月トライアル)
 
噂には聞いていたが、 非常によかった。トライアルをしてくれた先生が上手で、親とは別の教室へ行くことで最初は泣きべそだった子供もほどなく授業に慣れ、最後は先生と手をつないでうれしそうに出てきて、「あの先生だったら絶対に行きたい!」と断言した。親の私は別室で音声のみを聞かせてもらったが、子供のレベルを的確に判断し、即座にレベルアップを目指しての指導がなされていた。確かに勉強にもなるし、楽しいだろう。しっかり正しく話せることを目的としてやっているというスジもきちんと見えて、バッチリ。トライアルといっても単に授業のやり方を見せるのではなく、その子のレベルの全体像も掴んで授業を進めていたのに感心。これは当たり前のようで、実はなかなかそこまでできない。私が見た限りでは、ベルリッツとブリタニカしかそれが出来ていなかった。教師の力量としか言いようがない。
 息子も私も気に入っているが、
同じレベルの子供さんがいないそうで、プライヴェート・レッスンになってしまうとのこと。子供の英語にワン・レッスン8千円もかけられない・・・。2-3人でのセミ・プライヴェート・レッスンであれば、1レッスン3500円くらいになるそうだ。
 (後日談:このページで一緒にレッスンを受けられそうなお子さんを募集したところ、早速メールをいただき、トライアルの結果、息子と一緒にセミ・プライヴェート・レッスンを受けてくださることになりました。)


NOVA(99年10月トライアル)
 
まず説明を受けに来てほしいというので、母親の私が説明だけを受けに行った。子供を教えた経験が少ないのであれば、その場で明言できたはずだ。しかし、子供用の教室も一室とってあり、子供も教えていて数十人の子供が通っているとのこと。一週間後、子供を連れていった。
 
教師もそれなりの教育を受けているとの説明だったが、最低最悪。
1)教師が子供のレベルをまったく把握できない=把握しようとさえしない。
2)英会話を習いにきているのに、教師が英語をしゃべらない。
3)幼稚園児に漢字を見せて理解させようとする愚。
  アホらしくて書く気にもなれないことが山積み。あんなに静かな英会話のトライアル/レッスンは初めてだった。
 当然子供は最初の3分で「ママ助けてくれぇ」と目線を投げかけてきた。また、受付嬢(?)に
「なぜ先生は英語をしゃべらないのですか?」と聞くと、「あまりしゃべりかけても理解できなくて萎縮してしまうでしょうから」という答え。相手の理解度を知る努力もせず、”理解できない”と決めつけるのか?理解できないからといって、赤ん坊に何もしゃべりかけずに放っておくのか?紙と鉛筆を無言で差し出し、「A」とだけ言って何になる?「紙にAって書いてね」くらい言ったらいいのにetc etc。
 やたらと色鉛筆を出し、意味もなくニコちゃんマークを書くくらいの能力しかない講師を出して、「子供に教えている教師です」と堂々とのたまう。駅前留学は子供には向かない。
 (子供が得意な先生もいると思われるので、トライアルでも気を抜かず、質のいい講師を出してきてほしい)


ジオス子供英語(99年10月トライアル)
 我が家から徒歩5分くらいのところにある。ここも子供の会話力を計ろうとしないで、授業形態のみを見せた感じ。その子のレベルに合わせてトライアルを行うということではなかった。というか、日本人の子供は英語をまったくできないんだろうとハナから思っているのだろう(それではなぜどこの学校も、事前に子供の英語力についてのアンケートをとるのだろう?内容を把握し、トライアルに生かすという発想はないのか?)。この講師もまた、鉛筆と迷路の書いてある紙を無言で差し出し、「Goal」と「Sart」とだけ言った。どうしてみんなそうなのかなぁ?「スタートからはじまって、ゴールまで行けるかな?」とか言えないのだろうか???
 しかしNOVAほど「愚」ばかりが目立つ教師ではなく(カナダ人女性)、こちらの希望を話せばそれを汲んで授業をしてもらえそうな雰囲気ではあった。 子供が一人で通える距離でもあるし、一応は合格点を出した。月謝は高くないが、入会費だの年会費だの、そいういのが高く、平均するとワン・レッスン3000円強くらいか。
 この教室では英語に慣れていないお子さんには、日本人講師を薦めている。

DR.フォニックス(2000年2月トライアル)
 日能研と松香フォニックス研究所が組んだ子供英語用教室。是非とも子供にはフォニックスをやらせたいと思っていた私は、体験教室の前からほぼ行かせようとという心づもりがあった。私の一連のレポートは辛口だが、辛口にしたくて辛口になったのではないことを、お知りおきいただきたい。今回のDR.フォニックスがそのいい例だ。
 まず、正々堂々と「がっかりした」と言えることがひとつ。それは、フォニックスを教え始めるのが小学3年生からであること。我が家の息子は新一年生であり、私は息子にフォニックスを習わせたくて”ここにしよう!”と思っていたのに、大いなる期待はずれ。これじゃ看板に偽りアリに近い。算数教室に入れたのに、算数は3年生からで1-2年生では数遊びしかやりませんよ、と言われたようなもの。
 次の「がっかり」は、他の親御さんも口に出していらしたので、私だけの意見ではなさそうです。新一年生で15人のクラスは人数が多すぎる。単に1人の先生に対する生徒数が多いだけでなく、物理的に教室の大きさが狭すぎる(私が見学した教室だけの特殊事情なのか?)。
 それから、体験学習として行っていた授業の内容も、DR.フォニックス独特のものというよりも、どこでもやっていそうな事であり、他の教室との差別化というのにはお粗末。なにせフォニックスを謳い、フォニックスを教えないのだから差別化もへったくれもない。(これも新一年生を考えた時の特殊事情でしょうけれど)
 また、入るまで担当教師が特定できないというのも不満だった。たとえば、今回の体験授業をしてくださった先生について、息子が真っ先にこんな事を言った 。

 私:どうだった?
 息子:先生なのに英語ができないみたいで、もっと英語できないと教えられないよね。英語がわかんなかった。日本語と英語が合体してたよ(日本語と英語が合体したようなヘンテコナ発音の英語だという意味)。
 私:授業は楽しかった?
 息子:それはまぁまぁ楽しかったかな。
 私:このお教室に通いたい?
 息子:絶対にいやだ!英語がヘンなんだもん。
 私:ベルリッツの方がいい?
 息子:ここはいや!あっち(ベルリッツ)の方が絶対にいい!

 熱意もあり、経験も豊かで、とてもいい先生だと思ったけれど、お世辞にも発音は上手ではなかった。日本人が英語っぽく発音しようと思い、音が口ごもってしまう典型で、それならまだ素直にカタカナ英語の方がわかりやすい。人様に英語を教えるのがはばかられるレベルだ。
 上記の息子の言葉にそれが現れている。最近は私も慣れてきて(?)、ネイティブ並の発音ができる日本人の先生と出会えるなどという甘い夢は見なくなったが、あのレベルでは熱意とか英語教師経歴以前の問題だろう。息子からも容赦なくその指摘がなされた。これで、フォニックスを教えている先生なら発音は大丈夫だろうという考えも吹っ飛んだ。この先生は、基本的に「RとL」の発音ができていない。たぶん理論的には理解していて、そう発音するよう努力していらっしゃるとは思うが、正直なところ「RとL」が混沌として入り交じっていたし、発音自体がクリアーな音でない(だから息子は聞き取れなかったし、私も聞き取るのに苦労した)。「T」は「トゥ」でさえなく「ト」になっていたし、「D」も同じ事。厳しく言うなら、「A」の発音さえ正しくなかった(松香フォニックス研究所では、どのような基準で教師を育成し、派遣しているのか疑問に思った)。私が見たのは5-10分間くらいのものだったと思うが、講師の英語を聞いていると、私自身の英語の発音まで悪くなってしまいそうで、正直なところNovaに続いて耐え難い体験だった。
 もちろん、これもこの先生に限ったことで、正しい発音ができる先生も大勢いらっしゃることと思う。
 どちらにしても結論としては、フォニックスを教えてもらえないところへ行かせても意味がないので、ご縁のないままになりそうな気配だ。
 加筆しておくが、ベルリッツは子供の扱いを得意としない。2000年4月からやっと子供用の教材・カリキュラムができるそうだが、基本的にあそこで「楽しく英語と親しませる」ことは期待してはいけないし、出来ない。しかし、今回のDR.フォニックスのおかげで(?)、案外子供がベルリッツを気に入っていることが逆にわかった。
 それにしても、私がなかなかバランスのとれた講師と出会わないのか、それとも世の中とはこのようなレベルなのか・・・。期待が大きかっただけに、ずいぶんと今日はがっかりした。子供からは「ママ、時間の無駄 だったね」と言われた。

 後日談:3月末のある日、ドクター・フォニックスから電話があった。平たく言えば、勧誘電話だ。体験教室の講師の発音が悪かったことを正直にお話したところ、「講師は変更しました」とのこと。説明会の時は、あれほど「講師については絶対に自信を持ってお勧めできる、申し分のない経歴の人物を集めた」と言っていたけれど、手のひらを返したように、あの講師は変更したとのこと。やはり評判が悪かったのだろうか。
 続いて私が「いろいろと児童英語教室を見てまわりましたが、結局、日本人で英語がキチンと話せて児童に英語を教えている人はいないんではないかとさえ今は思っています」と言ったところ、まったく何の返事も相手からは聞こえてこなかった。この無返答は、結局そういうレベルの講師しかいないということだと解釈したし、どちらにしてもフォニックスを教えるのが小3からでは意味がない。この教室は全国展開するそうです。お子さまを通 わせる方、慎重に講師を選んでください。

公文式(2001年4月〜)
 こともあろうに(?)英会話とはほど遠い、公文式に通わせることにした。公文式のやり方は、基本的に国語や算数と同じだ。英語は、ネイティブの発音を聞くことができるカードリーダーというのを使用する(2002年からはCDになった)。
 
深い考えがあったわけではなく、学校探しになんだか疲れてしまったというのが正直なところかもしれない。横文字にカタカナ読みがふってあったり、英語でコミュニケーションを取る方式ではないが、生活用語として使いこなす能力のない講師の英語教室や、ネイティブスピーカーだというだけのことで授業料の高い学校も、何だかイヤになってしまった。それがどういうレベルであれ、中途半端なところでの妥協を迫られるのであれば、いっそのことネイティブだのコミュニケーションだのを排除したところでもいいのでは?と思ったのだ。もちろん、算数や国語と同線上で同じ教室で済ませられるという便宜も一役買った。
 いつも言うことだが、これはわが家の特殊事情あってこそ。毎年夏の1ヶ月間はアメリカで過ごすことにしているから、コミュニケーションは生活の中で体験させることで、いいとしようと思う。日本にいる間は、「私は英語の発音が得意ではありませんし、話せるといいなと思って勉強しています」と素直におっしゃる先生のもとで、本部が作ったしっかりした内容の演習(読み書き)さえしてくれれば、後は実地でフォローしようということだ(ちなみに、自宅用のカードリーダーは購入しなかった)。


番外編:
 
息子は3才の時から1年間強、保育園のお友だち4-5人でグループを作り、近所に先生を見つけて英語を習っていた。某有名英会話学校講師のバイトだった。先生はイギリス人男性、奥様の日本人女性はアシタントのようなかたちで、とても家庭的な雰囲気の中で教えてくれた。英語だけでなく、躾という点でも教えていただいたことが多い。授業料も上記のような大手の半額ほどで、本当に最高によかった。私の”幼児英語教室”の原体験がこれなので、なにせとにかく恵まれすぎていた。これと同レベルの教室を探そうと思うと、本当に容易ではない。


私の思うところパート2
 外人の教師が日本人教師よりいいと思ってるわけではない。それどころか、(英会話レベル中級程度の)夫には「大人であれば、外人教師と日本人教師の両方についた方がいい」と日頃から言っている。日本人教師は自分も苦労して英語を会得した体験があるので、英会話や発音のコツが分かっているし、それをどう会得するかを教えることができる。しかし外人は日本人が弱い点はわかっていても、それをどう説明し、是正すべきかのコツが熟練した教師以外はよくわっていないようだ。会話の練習相手には、外人講師の方がいいと思うが、その前の段階というか、諸処のコツを学ぶには日本人講師の方が絶対にいい。極端な話、外人か日本人かを選ばなくてはならないなら、中級以下では日本人講師を選んだ方が得が大きい。もちろんその講師が英語を話せることが前提だが。

 子供の英語・英会話学校を見学し始めて思ったのは、幼児だから甘く見ているのかな?ということ。幼児だからといって、いや、幼児だからこそ英語が話せない人物を英会話の先生に仕立てる組織の意図がわからない。足りない部分はカセットやビデオで補っているという理屈だと思うが、50回聞いたレコードの音よりも、1回だけ聞いたコンサートの音の方が強く印象に残るのは、多くの人が体験することだ。それを考えると、ライブ=生で接する先生のクオリティがいかに大切かを理解いただけると思う。

 アルファベットもまっく知らないお子さんであれば、ある程度までは日本人の先生で充分であろうし、そちらの方がいいかもれれない。いきなり全部英語で言われても、確かに困るだろう。怖くなってしまう子供もいるかもしれない。そういう場合は英会話などできなくても、アルファベットや基本的なところは任せて問題ない・・・でもやっぱり発音が悪いのは困るなぁ。しかし、ごく初歩の段階を過ぎたなら、私はやはり英語の”感覚”を持たない人には英会話を教えるのは無理だと思う。感覚的に物事を吸収するのが早い子供だからこそ、気をつけた方がいい。

 子供を英語に親しませたいと願っている保護者の方々、私の意見に同調していただく必要はありませんが、家から近いといって、下手な英語教室に通わせないようご注意ください。英語が話せない先生が、英語っぽいと思ってやっている悪いクセがつくだけかもしれません。教師を選ぶ場合、少なくとも日常の言語として英語を自由に操れる人物であることを確認した方がいいでしょう。多少発音が日本人っぽくても、英語を会得していない人物から習うよりもメリットは大きいと思われます。


やっぱり一番効果的なのは英語圏へ行くこと
 当たり前すぎる発言なので手短に。99年7-8月の2ヶ月間息子を連れてアメリカへ行き、子供が言語を学んでいくそのスピードの速さと的確さにも少なからず驚かされた。
 2ヶ月間、英語学校に入れたわけでもないし、四六時中母親とべったりいて、日本語ばかり話していた。それでもテレビを見たり、私のアメリカ人の友人宅に宿泊していたりしたので、知らない間に いろんな言葉や表現を覚えていった。子供なりのサバイバル・イングリッシュだ。
 例えば、「ワンサム?」。「ちょっと食べる?」の「Want some?」だ。5歳児に「Would you like some?」 と丁寧な言葉を使う人はいない。子供に話しかけるのだから日本語でも、「召し上がりますか?」とは言わない。当たり前のようで、これは目から鱗の発見だった。
 「Want some?」と聞かれたら、「Yes」とか「Yes, please」と言えばいい。慣れてくると、同じく「Want some(ちょっとほしい)」と答えたり、しっかりと「I(僕)」をつけて、「I want some(僕、少しほしい)」と言えるようになった。これが理解できるようになってからは、アイスクリームを食べながら、母親に「ワンサム?」と聞いてくる。「Yes, thank you. Let me have some」となるべく同じような言葉を使って会話にした。
 こんな具合に、超ベーシックなところは2ヶ月間でもおさえられたようだった。特に英語を教えたわけではなく、「”これ僕のだよ”ってどう言うの?」と聞かれた時、「This is mineって言ってね」と教えるくらいだった。
 どう言葉で説明すればいいのかはわからないが、何となく感覚が掴めたようだし、次にアメリカへ行った時にはもっといろんなことがわかるように、「英語もっとやりたい」と言う。レゴマスター(レゴランドの展示物を作る専門家)の修行で、カリフォルニアのレゴランドに行くためにも、英語が必要だと感じているという(ここまで意識ができればしめたもの)。もっとも理想を言えば母親に通訳として来てもらいたいそうだが。

 親とは欲張りなものだ。「ねぇ、ヨーロッパに行った時はフランス語ができると便利だよ」と今から洗脳している。

その後 --->

 


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